甘いものが止められない!! そんな風に悩んでいませんか? | ドクター・ギブソンのブログ - ネオセルプラス|脳への必須栄養素ト

甘いものが止められない!! そんな風に悩んでいませんか? | ドクター・ギブソンのブログ

甘いものが止められない!!

そんな風に悩んでいるあなたは、もしかしたら

砂糖依存症かもしれません。

プリンストン大学の研究者たちは、

砂糖がドラッグに対する

ゲートウェイドラッグ(入門薬物)として

機能する事に注目し、

砂糖の神経科学的な作用を研究しました。

ある研究では、

清涼飲料の砂糖濃度と同じ

25%の砂糖溶液を固定飼料と一緒に

実験用ラットに与えたところ、

1ヶ月後には、砂糖溶液に依存し始め、

飼料を食べる量は減り、

代わりに砂糖溶液を倍量飲むまでに増加しました。

人工甘味料の一つ

アスパルテームを使った実験では、

砂糖同様、

もしくはそれ以上の強い依存性の効果が報告されました。

砂糖やアスパルテームは、

βエンドルフィン受容体の部位を活性化することにより

脳を刺激します。

これはヘロインやモルヒネの摂取した時と同じ

化学物質が活性化しているのです。

別の研究では、

砂糖が脳内のオピオイドやドーパミンに影響を及ぼし、

依存症となる可能性があることを指摘しており、

「乱用」「離脱症状」「渇望」「交差感作」の

4つの過程においてに、

過度の砂糖摂取が

中毒を強化することを行動学的にも実証されました。

これらの行動は、

薬物依存が起こる

脳内の神経化学変化と関連しています。

実際、神経系でドーパミンとオピオイド受容体の結合、

またエンケファリンmRNAの発現と側坐核における

ドーパミンとアセチルコリンの放出という変化が起きていました。

言い換えれば、

砂糖は脳内で

麻薬並みの強い反応を起こしている

というわけです。

さらに、重度の麻薬常習者は依存行動が、

最初は砂糖の依存症から始まるのが

主流であることが研究で明らかになったことです。

ママからの毎日のおやつが、

知らず知らずのうちに10代や大人たちを

薬中毒にかかりやすくしている可能性もあります。

私たちは街で取引される麻薬には

手を出さないと強い道徳的を持っているのですが、

何気にキャンディのような甘い薬をあげることが

麻薬中毒への一歩となる可能性があることについても、

しっかり考えなければいけません。